ブログへの掲載が遅くなりましたが、2年生の宿泊研修の様子を紹介いたします。
1日目は秋田市内の事業所等をグループで訪問しました。
矢留彫金工房。秋田の伝統工芸品である銀線細工を扱っています。
江戸時代初期から秋田では良質な金銀が産出されており、秋田藩の城下では金属工芸が盛んに行われていました。
明治から昭和にかけて秋田市に工芸の指導所も設置され金属工芸の産業化も図られるなど、長年培われてきた技法に新たな技術やデザインの感覚が加わり生み出されたのが「秋田銀線細工」です。
秋田酒類製造株式会社。高清水を取り扱っています。
創業1656年「米の秋田は酒の国」とうたわれるほど米作りにも酒造りにも適した秋田県。「秋田酒こまち」が開発され、秋田県内のみならず全国にも供給を始めています。高清水の使用米は、大吟醸用の兵庫県産「山田錦」などを除き、ほとんどが秋田県内産の米です。高清水本社蔵のある秋田市川尻は、良質な水に恵まれた土地で、藩主佐竹候が、お茶会のために水を汲んだという逸話もあるほどです。
星辻神社。星辻神社の「だるま祭り」は明治19年に秋田市で起きた大火をきっかけに始まったといわれ、火事を防ぐ「火伏せだるま」として知られています。
千秋公園。千秋公園は、慶長7年(1602年)から、明治2年(1869年)の版籍奉還まで、12代267年間続いた秋田藩20万石佐竹氏の居城、久保田城跡です。初代秋田藩主佐竹義宣が、慶長8年に自然の台地を利用して築城したもので、石垣や天守閣を持たない平山城であったことが特徴です。秋田県出身の漢学者狩野良知が千秋公園(当時は「千秋園」)と命名しました。その由来は、秋田の「秋」に長久の意の「千」を冠し、長い繁栄を祈ったものといわれています。
昭和59年佐竹氏15代故義榮氏の遺志によって秋田市に寄贈されました。
この日は、岩城少年自然の家に宿泊しました。
最近では珍しい、キャンプファイヤー。火の神は自然や遠いご先祖様に思いをはせ、感謝する機会を与えてくれる存在です。
火の神から「今夜、みんなが同じ火を囲み互いの絆を深めました。ここで生まれた深い絆は、みんなの心の火であり、未来を照らす光です。目の前の火は、みんなの心に火を付け、みんなの中で燃え続けます。心の火種は炎のように大きく成長し、人の痛み、悲しみがわかり、人に喜びを与えることのできる人になっていってください。ここにいる仲間を大切に!この経験を忘れずに!」
翌日は野外炊飯を行いました。飯ごうでご飯を炊きました。
定番のカレーライス。美味しそうです。
最後は秋田大学の鉱物博物館で秋田で採れた鉱物の熱い説明を受けました。
こうして、2年生1泊2日の宿泊研修は有意義に終了しました。
とっぴんぱらりのぷう。